中山大障害(J・GⅠ)結果

年末に積雪のため延期された中山冬の風物詩の中山大障害は、ブランディスが快勝。なんと前回の売り上げの134%も売れたそうな。これからずっと新春の番組にすればいいのにね。大江原は通算障害100勝目。わたしが応援していたウインマーベラスは、競走中の事故のため競走能力喪失に。

友人の結婚お披露目会

わたしには、1996年から続けているメーリングリストがあります。その古参メンバーの一人の女性がこの春、結婚するということで、今日はわたしもはるばる横浜まで赴いての食事会でした。久々だったこともあるけれど、懐かしい顔もあるし、料理もおいしいし、楽しい時間を過ごせました。そうか、ついに彼女も結婚してしまうのかぁ。

『グラン・ヴァカンス 廃園の天使I』/飛浩隆(ISBN:415208443X)感想

kennie2004-01-12


SFマガジン2004年2月号に久々に飛浩隆の中篇が載ったので、それを読む前に本編を、と手に取ったのがこの一冊。電子ブックで読みました。

飛浩隆といえば、陶酔感が味わえる幻想的な文章で云々と形容されることが多い作家。その中でも本作は、透明な叙情とエロスとグロテスクなんて評論されていたから、期待して読み始めたんですけどね。結論からいうと、わたしにはよく内容が理解できなかったです。

ブラッドベリみたいに、一読目は叙情的な文章を楽しんで、二読目で嵌り込む、みたいな思い入れまでにも達せず、なんとも想像が難しい世界を頭の中で具象化するプロセスが非常に疲れるというか。。。いいシーンはいくつかあります。ジュールとジェリーのパートは倒錯した愛が切なく語られていて良いです。でも、ジョゼとアンヌのパートは、アンヌの愛情はどうもお仕着せが強くいまいちノリきれない。。。

ストーリーは、千年続く仮想リゾートに突如襲い掛かるなぞの〈蜘蛛〉たちからこのリゾートを守るというもの。エヴァンゲリオン以来多い、目的も正体もよく分からない謎の敵に対して闇雲に立ち向かう主人公たち。。。これも新味にやや欠けますよね。

絶対に自分好みだと思ったんだけどなぁ。

あと、今日キーワードを見ていて、驚いた発見。『十二国記』の小野不由美って、綾辻行人の奥さんなの?

両国寄席

キーワードで見つかるだろうなぁ、と思いながらもこのタイトルで。初春ということもあるんですが、名古屋から懐かしい女性が上京してくるとこともあり、今日は久々の落語会でした。お江戸両国亭、マンションのエントランスの一角に高座を構え、ほんの20名程度の席しかない小さな寄席。噺家さんとの距離感が絶妙で、一人一人顔を覚えてもらえるくらいの親近感。

今回は、ネタでコレっていうのにはめぐり合わなかったですが、福楽さんの「あっしも」に不覚にも吹き出してしまったのがなんとも。。。

いろいろ

お正月にかなり太ってしまいました。着れる服がほとんどなくなってきている実状もあって、ジャケットやらスラックスやら、一回りウエストがゆるいものを購入したりしまして。。。結構な出費です。

年末買えなかった本ということで、オースン・スコット・カードの《エンダー》シリーズの最新作『シャドウ・オブ・ヘゲモン』(上・下)(ISBN:4150114633,ISBN:4150114641)をやっとこ購入です。このシリーズの第一作目にあたる『エンダーのゲーム』(ISBN:4150107467)は、自分の中でのSFオールタイムベストということもあって、新作が出るたびに必ず読んでいたりしています。このシリーズは作品ごとに趣もガラリと変わって、どれも巧妙な語り口でエンターテイメントとしては最高に楽しめるんですけどね。なかなかストーリーで『ゲーム』と肩を並べる域にまでは達した作品は出てきません。まあ、あそこまでのSF表現の王道は、生涯に一作で十分でしょうけど。